memo3

2008年7月13日
彼はAに言われたように、友人たちに相談した。
友人の一人はAが悪いといい、2人また戻りそうな気がすると答えた。

また一人は彼に優しさがあったことを告げ、自らの経験と重ねて親身に答えてくれた。

およそ自分のことを話してこなかった彼にこれは感銘を与えた。

彼は心強かった。しかし一人になると時間は無情にも長く、夕方になると、みじめさと後悔は一層強くなった。

彼はちぎれちぎれの思いをかき集め、一通の手紙をしたためた。

あやまること、今までのこと、想っていること、傷つかないでほしいこと、感謝すること。ぐちゃぐちゃな文につめて手渡した。

そして二人はこれからの二人について話し合い、
笑顔で過ごした。
元通りになったわけではない。確かに彼は振られ、Aは彼と距離をとることになるだろう。

深いところで結ばれたような気がした。
彼は大人になることを以前より恐れなくなっていた。

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