memo

2008年7月13日
Aは彼と以前から喧嘩が多いのがちょっと気にかかってた。
でもそのおかげで成長できる気がしていた。
それが少しづつ積み重なっていった。

Aは仕事で疲れていた。毎日が精いっぱいで彼と休日過ごすのは楽しかったが、一人の時間が少なくなっていった。

今のAは彼を人間として好きだといったといったが、男性としてはわからないといった。

Aは彼に、職場に仕事の悩みなど、すべてを包んでくれる年上の医師Kがいた。

しかしKは新人女性の弱い部分に入り込み、遊んで捨てることで有名な男だった。

Aはそのことをしっていたが、仕事の失敗や自信がなくなったなどで、その包容力に癒しを求めた。

彼とは、言いたいことをいいあって、許しあって受け入れあい、一緒に成長してゆく付き合い方だった。

Aは彼にKとは好きとか付き合いたいとかではないといった。
7.8にAは自宅で彼とのことをKに相談した。
いや、おそらくKが、仕事の悩みの話から、話題にふみ込んできたのだろう。

KはAを明らかに気に入っていた。KがAに、彼と別れたほうがよいと言ったかどうかは定かではないが、おそらくそうであろうということを、彼はAの雰囲気を見て感じていた。

彼はAが好きだった。ただただ好きだった。
Aが包容力を望むなら、そうなろうと誓った。
そばで支えてあげたかった。

Aはこのままつきあっても彼を傷つけるだけ。
これ以上傷ついてほしくないから別れたいといった。

彼は愚かにも、自分が傷ついても、支えてあげられればなにもいらない。と思った。

結局二人は距離を置くことになった。
別れることの決まった距離を。

Aの気持ち、彼の気持ちはどちらも変わらなかった。
出会えた頃に戻れたら。

彼は思った。

Aの求めているものを敏感に察知できたなら。
自分勝手な思いで動かなかったなら。

Aは自分を、ひどい人だといった。
はじめ彼は、自分のみじめさと苦しさから、そうだと思ったが、すぐあとに、本当にひどいのは彼自身ではないかと感じた。

けして誇張ではなく、Aが彼のすべてだったのだろう。

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