1000歳

2006年5月25日 恋愛
1000歳
山に登ると
展望のための建物があった。

二年前と変わらなかった。
二年前二人は誓った。

「何かあったら、ここで」

小学生みたいに柱に書いた名前は
色あせずに留まっていた。
まるで
気持ちがまだ貼りついているかのように。

本気だったコトバが
すべてが嘘になる。

約束も
誓いも
思い出も
気持ちも

嘘になった。

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