心の中
曇りガラス
一年のツキヒが
乾かない傷にふりつもる
あの子は幸せになるだろう
そんなの全部壊れてしまえばいい
いなくなってしまえばいい
本当に大切なら
自分がどんなになっても
あいてのしあわせを願えるのだろうか
もう色はおけなくなっているのに
もしかしたらと
かすれた線でも引けるんじゃないかと
描かれた何かの塊をなかったことにするように
とらわれたように
絵筆を
うすぎたない紙にこすりつける
今でも、まだ。
あの子は一つずつ前へ
空回りは、俺だけ。
曇りガラス
一年のツキヒが
乾かない傷にふりつもる
あの子は幸せになるだろう
そんなの全部壊れてしまえばいい
いなくなってしまえばいい
本当に大切なら
自分がどんなになっても
あいてのしあわせを願えるのだろうか
もう色はおけなくなっているのに
もしかしたらと
かすれた線でも引けるんじゃないかと
描かれた何かの塊をなかったことにするように
とらわれたように
絵筆を
うすぎたない紙にこすりつける
今でも、まだ。
あの子は一つずつ前へ
空回りは、俺だけ。
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